●マイクロソフトがヤフーを買収か
MSのYahoo!買収報道で、米国ヤフー株価が高騰?
今朝のNHKニュースで「マイクロソフトが米国ヤフーの買収に乗り出しか」と報道されていました。最近、米国ヤフーの経営陣への辛口評価を見ることが多いので、さもありなんと思っていました。で、改めてネット検索すると、合併交渉は頓挫したとの記事が早くも出ていました。
《ITmedia》[The Wall Street Journal]「MSとYahoo!の合併交渉は中断か」
MSと同様の恐れをいだけ
MSは自社の開発したOS(Windows)の上に、生産性の高い各種アプリケーション(Office、Visual Studioなど)を乗せて、きわめて高利益体質のビジネスモデルを作り上げてきました。一方、Googleはそれと全く異なったビジネスモデルで、企業や個人の「生産性を高めるアプリ」を提供しようとしています。
Googleはインターネット上に検索という「無償の蜜」を提供。きわめて信頼性の高いランキング手法を開発して、ヤフーなど他社の検索システムを圧倒。シェアを獲得すると、これを広告事業に応用。高利潤体質の会社を作り上げました。
Googleは、将来的に広告収入による利潤を当て込んで、今度は無償の「文書作成」や「表計算」などのOfficeツールを提供しようとしています。これらのツールはOSの囲い込みを受けないので、最終的にはMS製品を駆逐し、ウェブアプリの標準になってしまう可能性を秘めています。
MSは将来的にネット世界では、自社が存亡の危機にあることを強く自覚、Google対抗策を模索して苦悩しのたうち回っています(・・特にLive)。
今回の報道はGoogle対抗策としての買収であり、これが失敗したことにより、MSの苦悩がまた深まったと感じました。
システムエンジニアとして、今回の買収騒動を総括すると、「MSと同様の恐れをいだけ」ということでしょうか・・。
顧客に「生産性を高めるアプリ」を提供しようとする場合、今までは安易にMS・Office製品を勧めていましたが、Googleなどの無償ウェブアプリも提案しないと、顧客に見放されてしまうかもしれない・・。
その際、MS製では対価を簡単に得られましたが、無償ウェブアプリではそうはいかない。
指導料名目でいただくにしても、通り一遍の知識では顧客は納得しません。付加価値を付けて指導しなければならないでしょう。(MS・OfficeやOpenOffice.orgなどとの連携など)
